昼と夜のあいだ
2005 song & words by GAS

前へ倣えと、いつもの奴が号令をかける
前後の区別もつかずに、体が動かない
自分のことだけで、いつもいっぱいだった
君の優しさに、甘えてただけだね

落日が西の空をオレンジに染めていく
東に伸びた僕らの影は少しづつ
闇の色に飲み込まれそうで、心細くなって
灯りが点りはじめた街を駆け抜ける

右向け右といつもの権力が、舵を切る
取り残された左手は、役目を果たせない
右でも左でもなく真っ直ぐでも僕はない
君の事だけを支えに呼吸をしてきただけ

落日が西の空をオレンジに染めていく
東に伸びた紫の雲は少しづつ
夜の色に飲み込まれそうで、心細くなって
夕餉の香りが溢れる家に逃げ込む

光と影の境界線で
裏切りと信頼の間で
マテリアルとスピリチュアルの狭間で
昼間と夜の境界線で生きている

誰もいない校庭の隅の鉄棒に
誰かが忘れてったカーディーガン
水の抜かれたプールの底で
枯葉がカサリと音を発てる

天使と悪魔に惑わされて
軽率な思慮深さに騙されて
物憂げな狂乱に紛れて
優しさと甘えの交じり合いで生きている